自衛隊用語を解説!「陸上自衛隊はどんな組織?」

陸上自衛隊ホームページ フリン米太平洋陸軍司令官との日米共同記者会見

出典:陸上自衛隊ホームページ フリン米太平洋陸軍司令官との日米共同記者会見

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今日は、三ノ瀬れもんが自衛隊用語を紹介するから読んでみてね♪

ウチの今回の注目はこれ!

陸上自衛隊はどんな組織なのかを紹介します。

陸上自衛隊とは

陸上自衛隊ホームページ フリン米太平洋陸軍司令官との日米共同記者会見2

出典:陸上自衛隊ホームページ フリン米太平洋陸軍司令官との日米共同記者会見

https://www.mod.go.jp/gsdf/about/2022/20220908.html

陸上自衛隊とは、防衛省の特別機関である自衛隊のうち陸上部門のことです。各国の軍隊でいうところの陸軍であり、英語表記でも日本陸軍という意味になっています。陸上自衛隊は、自衛官のトップである統合幕僚長や陸上幕僚長そして陸上幕僚監部によって監督される機関や部隊であり、陸上部門ということで「陸」において行動します。

令和4年3月31時点で、常備自衛官15万590人の定員に対して13万9,620人の現員となっており、定員に対して92.7%と少ない状態です。自衛隊全体の定員が24万7,154人に対して23万754人で充足率は93.4%となります。自衛隊全体の陸上自衛隊が占める割合は、定員60.1%で現員60.5%となるため、充足率は足りないものの自衛隊の占める割合は大きく変わりはありません。

戦車や主要火器、航空機の令和4年3月31日時点の保有数は次のとおりです。

種類保有概数
無反動砲2,600
迫撃砲1,200
野戦砲400
ロケット弾、発射機等50
高射機関砲50
戦車540
装甲車990
機動戦闘車120
固定翼機8
回転翼機303
ティルト・ローター機9

帝国陸海軍は、昭和20年8月に受諾したポツダム宣言によって解体されることになり、日本の防衛はGHQ進駐軍が担当します。しかし昭和25年6月に朝鮮戦争が始まったことで、国内の治安維持を目的として警察予備隊が創設されます。その後、昭和27年8月に保安庁が発足し、警察予備隊は保安庁隷下に入り改組され、昭和29年になると保安庁が防衛庁になり、陸上自衛隊、海上自衛隊そして新たに航空自衛隊が創設されました。

海上自衛隊は、帝国海軍の元軍人主導によって創設されたため、帝国海軍の伝統を引き継ぐ形となります。陸上自衛隊の場合、当初は帝国陸軍との関係に神経を使うことになりますが、実際には強い結びつきを持つようになりました。陸上自衛隊幹部学校の指揮幕僚課程における戦史教育では、帝国陸軍の元将官が講義するなど、表向きは別組織のようであっても関わりを持っています。

陸上自衛隊の主な任務は国土防衛です。とくに冷静体制下の時期は、ソ連を始めとする共産主義圏の大規模侵攻に備えるためであり、現在では中国の台頭による島しょ部防衛や、北朝鮮によるテロ対処などが任務となります。またその他、災害派遣や、海外派遣なども行っています。

ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。

それでは、またお会いしましょう!

また次も紹介していくので読んでくれよぉ~

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