自衛隊の階級である「将補」について

太平洋水陸両用指揮官シンポジウム2022 パネル討議で基調発表する梨木水陸機動団長

出典:陸上自衛隊 太平洋水陸両用指揮官シンポジウム2022 パネル討議で基調発表する梨木水陸機動団長

https://www.mod.go.jp/gsdf/news/defense/2022/images/0614_08.jpg

今日は、三ノ瀬れもんが自衛隊の階級を紹介するから読んでみてね♪

ウチの今回の注目はこれ!

自衛隊の階級である「将補」について解説します。

目次

自衛隊の階級である「将補」とは

米国及び尼国における米尼陸軍との実動訓練(ガルーダ・シールド22)の実施状況

出典:陸上自衛隊 米国及び尼国における米尼陸軍との実動訓練(ガルーダ・シールド22)の実施状況

https://www.mod.go.jp/gsdf/news/train/2022/images/0805_03.jpg

「将補」は、自衛隊の階級の中で最高位の「将」に次ぐ地位であり、帝国陸海軍や各国の軍隊では少将に相当します。陸上自衛隊は陸将補、海上自衛隊は海将補、航空自衛隊は空将補であり、さらに階級を(一)(二)に分けてさまざまな役職に応じて分類されています。

主な「将補(一)」の役職は次のとおりです。

統合幕僚監部陸上自衛隊海上自衛隊航空自衛隊
総務部長、防衛計画部長陸上幕僚監部人事教育部長、運用支援・訓練部長、防衛部長、装備計画部長、方面総監部幕僚長、各旅団長など海上幕僚監部人事教育部長、防衛部長、装備計画部長、掃海隊群司令、自衛艦隊司令部幕僚長、地方総監部幕僚長(横須賀・佐世保)など航空幕僚監部人事教育部長、防衛部長、装備計画部長、航空支援集団副司令官、航空教育集団司令部幕僚長、航空救難団司令など

主な「将補(二)」の役職は次のとおりです。

統合幕僚監部陸上自衛隊海上自衛隊航空自衛隊
指揮通信システム部長、報道官、首席後方補給官、運用部副部長、防衛計画部副部長、自衛隊情報保全隊司令陸上幕僚監部監理部長、指揮通信システム・情報部長、衛生部長、監察官、法務官、陸上総隊司令部運用部長、日米共同部長、方面総監部幕僚副長、副師団長、団長(方面混成団長を除く)、警務隊長、教育訓練研究本部各部長など海上幕僚監部総務部長、副部長、指揮通信情報部長、監察官、首席衛生官、地方総監部幕僚長(呉、舞鶴、大湊)、護衛艦隊司令部幕僚長、航空集団司令部幕僚長、潜水艦隊司令部幕僚長など航空幕僚監部総務部長、運用支援・情報部長、監理監察官、首席衛生官、航空総隊司令部幕僚長、防衛部長、航空方面隊副司令官、航空戦術教導団司令など

各国の軍隊と自衛隊の「将補」との違い

各国の軍隊の階級であれば、「2つ星」である少将が「将補」であるものの、(一)(二)に分けることでさまざまな役職に対応できるようにしています。しかし、各国の軍隊であれば、例えば旅団長は「1つ星」である准将が充てられます。

日本の階級上は「将補(一)」であるため他国の軍隊よりも上位の扱いです。そのため他国の軍隊とバランスを取るために准将扱いとして運用することがあります。つまり名目上は少将相当の「将補」であるものの、実質上は准将相当としている場合もあるわけです。

ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。

それでは、またお会いしましょう!

また次も紹介していくので読んでくれよぉ~

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