陸上自衛隊から学ぶキャンプ術「救急時の止血法」
今日は、三ノ瀬れもんが陸上自衛隊のキャンプ術について紹介するから読んでみてね♪
登山やキャンプなどしているとケガをすることが少なくありません。その際に応急手当をしておくことで万が一の事態になることを防げます。応急手当ができたら、すぐに病院に連れていくことが重要です。今回は応急手当の方法として、救急時の止血法について紹介します。
3つの止血法について
山にいるとちょっとしたことでケガをする場合があります。さらに傷によっては出血がひどいこともあるでしょう。その際に知っておくと役立つのが止血法です。止血法として「圧迫包帯法」「血管指圧法」「止血帯法」があるため、それぞれ紹介します。
・圧迫包帯法
ケガをして動脈が切れて出血している場合は、早く対応しつつ、正確に止血することが大切です。
圧迫包帯法は、傷口の上に包帯を巻いて傷口を圧迫する方法となります。もし包帯がなければガーゼや、三角巾、清潔なハンカチを使用すると良いでしょう。圧迫包帯法による止血方法は、多量の出血でも止める効果があります。
止血に際して、負傷した部分を高く持ち上げておけばより効果的です。ただし骨折している場合はむやみに動かさないようにしましょう。また包帯の上に少しぐらいの血がにじみ出たとしても包帯は巻き直さず、その上から別の包帯を巻くようにすると良いです。
・血管指圧法
もし手元に包帯などがなければ、心臓の動きに合わせて、出血した部分よりも心臓に近い部分で動脈の触れる箇所を指でしっかりと骨に向かって圧迫します。さらにその止血点から先の血流も圧迫させましょう。
血管指圧法は、負傷者自身の手でも止血させることが可能です。ただし一時的な応急処置であり、手足のケガには効果が高いものの、長時間行うことや、負傷者の移動時には適していません。
・止血帯法
ケガによって腕や脚の動脈が切れて、血が噴き出すような大出血の場合は、まず指で止血した後、止血帯を使ってきつく縛ります。もし止血帯がなければ、三角巾や、タオル、手ぬぐいなどを活用しましょう。
止血帯をケガの箇所にゆるく巻き、輪を作って末端を結び、その結び目に棒を差し込みます。この際に止血帯を腕や脚の付け根部分を縛るようにし、傷のすぐに近くで縛らないようにしましょう。
棒を差し込んだら、引き上げつつ回して血が止まるまで締めつけていきます。血が止まったら、止血帯が緩まないように棒の端を紐などで止めるようにしましょう。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~