自衛隊の階級は全部で16階級

出典:防衛省・統合幕僚監部 令和2年度日米共同統合演習

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https://www.mod.go.jp/js/photo/photo-exercise.html#photo-exercise21

今日は、三ノ瀬れもんが自衛隊の階級を紹介するから読んでみてね♪

ウチの今回の注目はこれ!

自衛隊の階級16階級について解説します。

目次

自衛隊の16階級について

出典:防衛省・統合幕僚監部 令和2年度日米共同統合演習_2

出典:防衛省・統合幕僚監部 令和2年度日米共同統合演習

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自衛隊の階級は、自衛隊法第32条に基づいて、陸上・海上・航空自衛隊それぞれに16階級あります。図表にすると次のとおりです。

階級陸上自衛隊海上自衛隊航空自衛隊
陸将海将空将
将補陸将補海将補空将補
一佐一等陸佐一等海佐一等空佐
二佐二等陸佐二等海佐二等空佐
三佐三等陸佐三等海佐三等空佐
一尉一等陸尉一等海尉一等空位
二尉二等陸尉二等海尉二等空位
三尉三等陸尉三等海尉三等空位
准尉准陸尉准海尉准空位
曹長陸曹長海曹長空曹長
一曹一等陸曹一等海曹一等空曹
二曹二等陸曹二等海曹二等空曹
三曹三等陸曹三等海曹三等空曹
士長陸士長海士長空士長
一士一等陸士一等海士一等空士
二士二等陸士二等海士二等空士

自衛隊の最高位である統合幕僚長や各幕僚長は、階級の「将」に位置しており、陸将や海将、空将に含まれます。階級と役職を混同しがちですが、「陸将」は階級であり、陸上総隊司令官や東部方面総監などは役職です。統合幕僚長や陸上幕僚長も役職であり、階級ではありません。

16階級からそれぞれの役職に分かれ、さらに防衛省の職員の給与等に関する法律に基づく自衛官の俸給によって上下関係が細分化されています。とくに一佐は職責に応じて(一)(二)(三)に分類され、さまざまな役職があります。また役職に応じて俸給も決まっているため、一佐という1つの階級だけでもさまざまな上下関係があるのが特徴です。

軍隊と自衛隊の階級の違い

軍隊であれば大将や中将、大佐などで呼ばれる階級が一般的であり、将や将補、一佐は日本独特の階級の呼称です。これは、自衛隊が純粋な軍隊ではないことに起因しています。準軍事組織である警察予備隊から始まっているためです。

しかし、自衛隊の階級の英語表記は、各国の軍隊と同じ意味で使っているため、その意味では軍隊と自衛隊の階級にさほど違いはありません。

なお軍隊でいう「5つ星」である元帥は、帝国陸海軍時代は名誉職として設置されたものの現在では存在していません。各国の軍隊でも元帥を最高位の階級としていたのは、第2次世界大戦前後のアメリカ軍などです。なおイギリスは名誉職として王室メンバーが元帥になっています。

「1つ星」である准将は、帝国陸海軍時代から置かれず、大佐の上であり少将の下の階級です。将補も一佐と同様に(一)(二)に分かれているため実質上の准将は、将補(二)になるといえます。

ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。

それでは、またお会いしましょう!

また次も紹介していくので読んでくれよぉ~

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