海賊対処行動水上部隊の活動状況(令和4年4月分)

出典:海上自衛隊ホームページ 106「さみだれ」
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/dd/murasame/#106-16

今日も、三ノ瀬れもんが海上自衛隊の活動を紹介するから読んでみてね♪

ウチの今回の注目はこれ!

海賊対処行動水上部隊で活動中の護衛艦「さみだれ」の4月の活動状況が発表されました。

目次

海賊対処行動水上部隊の活動

出典:海上自衛隊ホームページ 106「さみだれ」
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/dd/murasame/#106-14

令和4年5月20日に海賊対処行動水上部隊で活動中の護衛艦「さみだれ」の4月の活動状況について発表がありました。直接護衛を行うエスコートは0回となっており、特定の海域内での警戒監視活動であるゾーンディフェンスでは、実施した日数が14日間で確認した商船の数が497隻とのことでした。

平成19年頃にソマリア沖やアデン湾において、海賊行為が頻発したことを受けて、平成20年から海賊の対処をするために、各国で部隊派遣が行われるようになり、海上自衛隊も呼応する形で派遣されるようになりました。平成21年に、国内において海賊対処法が成立します。派遣当初は、海上警備行動として活動していたところを海賊対処行動に切り替えて護衛活動を行いました。

海賊対処行動として、エスコート方式とゾーンディフェンス方式の2つがあります。エスコート方式は、護衛艦1隻がアデン湾を往復し、また護衛艦搭載の哨戒ヘリコプターを上空から監視して、民間船舶を直接護衛する方法です。アデン湾約900kmを2日程かけて通過します。なお、海賊対処法に基づく護衛開始以来の累計として3942隻を護衛しました。

ゾーンディフェンス方式は、CTG151司令部との調整に基づいて、割り振られた海域を護衛艦が担当する方法で、護衛艦がその海域の中にとどまって警戒監視を行います。累計日数が2357日、確認した商船数は2万3832隻となっています。

すでに第42次派遣海賊対処行動水上部隊の護衛艦「はるさめ」が、海上自衛隊佐世保基地からソマリア沖・アデン湾に向けて出港しました。今後、現在の護衛艦「さみだれ」から護衛艦「はるさめ」に切り替わることになります。

護衛艦「さみだれ」、「はるさめ」

現在、海上行動水上部隊に派遣されている護衛艦「さみだれ」は、むらさめ型護衛艦の6番艦です。そして海上自衛隊佐世保基地から出港した護衛艦「はるさめ」もむらさめ型護衛艦の2番艦となります。

むらさめ型は汎用護衛艦(DD)として、平成3年度から9年度にかけて9隻が建造されました。さまざまな局面に対処できるように作られており、対空戦や対潜戦、対水上戦、電子戦などの戦闘に対応する武器を統合したシステム艦として運用しており、いわば海上自衛隊の主力艦といえる艦船です。

ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。

それでは、またお会いしましょう!

また次も紹介していくので読んでくれよぉ~

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