陸上自衛隊から学ぶキャンプ術「ショック時の対応」
今日は、三ノ瀬れもんが陸上自衛隊のキャンプ術について紹介するから読んでみてね♪
キャンプや登山でケガをして、傷の痛みや多量の出血などによってショックが起こることがあります。この場合のショックは、驚いた時のショックではありません。今回はショック時の対応について紹介します。
ショックはどんな症状なのか
どんな時にショックが起きるかといえば、傷の痛みや多量の出血のほか、筋肉や骨の負傷、感電、注射などがあります。ショックは、全身の血液循環が片寄ってしまい、体が非常に衰弱した状態になることです。程度によっては、数時間で治る軽症のものから死に至る重症なものまであります。
主なショックの症状は、次のようなものです。
・顔面蒼白で口唇が紫色の状態
・目が虚ろな状態
・顔の額(ひたい)や手足は冷たく、冷や汗が出る状態
・吐き気が起きる状態
・脈拍が弱い状態
・呼吸が早くなっている状態
・意識不明の状態
ショック時にどのような対応をすれば良いか
ショック状態が起きた時の対応について紹介します。
ショック状態が起きた時は、正しい救急措置を確実に行って、傷病者を乱暴に扱わず、静かに寝かせるようにしましょう。傷病者は傷口などを見せればショック状態を誘発させてしまうため、傷口を見せず安心させ、激励することが大切です。また非常に衰弱している状態となるため、傷病者を寒い場所や、暑い場所に長時間置かないようにしましょう。
ショック状態の応急措置として、傷病者の足を高くして頭を低くし、楽な姿勢にします。ただし頭や胸を負傷している場合は、頭を高くしましょう。
傷病者をできるだけ動かさないようにして、静かにベルトや衣服を緩めて、毛布で包むなどして暖かくします。ここで急に暖めるようにしてはいけません。
温かい飲み物はショックを和らげるのに役立つため、腹部や胸部の負傷、嘔吐がなく意識がある時は、白湯やお茶などの温かい飲み物を与えましょう。ただし1度にコップ1杯以上は与えないように注意が必要です。
また意識不明や腹部に傷がある場合は、飲み物を絶対に与えてはいけません。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~