自衛隊の階級である「一佐」について
出典:自衛艦隊ホームページ 日仏豪共同訓練について
(https://www.mod.go.jp/msdf/sf/news/2022/09/0902.html#sf001-4)
今日は、三ノ瀬れもんが自衛隊の階級を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
自衛隊の階級である「一佐」について解説します。
目次
自衛隊の階級である「一佐」とは
出典:自衛艦隊ホームページ 日仏豪共同訓練について
(https://www.mod.go.jp/msdf/sf/news/2022/09/0902.html#sf001-2)
「一佐」は、自衛隊の階級の中で「佐官」クラスの上位に位置するもので、帝国陸海軍や各国の軍隊では大佐に相当します。一佐は職責に応じて(一)(二)(三)に分類され、陸上自衛隊は一等陸佐、海上自衛隊は一等海佐、航空自衛隊は一等空佐といいます。1つの階級が3つに分類されるため、役職は幅広くなっており、自衛官の俸給も一佐(三)の1号俸が39万6,200円から一佐(一)の45号俸59万2,800円まで細かく設定されています。
主な「一佐」の役職は次のとおりです。
自衛官の階級 | 陸上自衛隊 | 海上自衛隊 | 航空自衛隊 |
一佐(一) | 陸上幕僚監部課長、方面総監部部長、師団幕僚長、副旅団長、方面直轄部隊長など | 海上幕僚監部課長、潜水隊群司令など | 航空幕僚監部課長、方面隊幕僚長、輸送航空隊司令など |
一佐(二) | 陸上幕僚監部室長、旅団幕僚長、師団隷下部隊長など | 海上幕僚監部室長、護衛隊司令、航空隊司令など | 航空幕僚監部室長、航空団副司令、飛行群司令 |
一佐(三) | 陸上幕僚監部班長、旅団隷下部隊長、方面直轄部隊隷下部隊長など | 海上幕僚監部班長、護衛艦艦長など | 航空幕僚監部班長など |
各国の軍隊であれば、陸軍であれば連隊長など、海軍は艦船の艦長など、空軍が飛行群の指揮官などです。
一佐になるには
一佐になるには、自衛隊の上級指揮官や幕僚の育成を目的とした教育課程である「指揮幕僚課程」に入学し、期間は陸上自衛隊が約1年半、海上自衛隊と航空自衛隊は約1年となります。誰でも合格できるわけではなく、指揮幕僚課程を修了することで統合幕僚長まで出世する可能性があります。つまり他省庁でいえばキャリア官僚相当の処遇を受けられます。
陸上自衛隊の指揮幕僚課程は、幹部上級課程修了者または同等の能力を有すると認められた40歳未満の2尉から3佐で志願した者を選抜します。海上自衛隊の指揮幕僚課程は、1尉から3佐から選抜され、航空自衛隊は所属部隊長などの推薦を受けた37未満の3佐や昇任後2年以上経過した1尉の志願者から選抜されます。
どの自衛隊も年齢制限や階級制限、受験回数にも制限があるため、狭き門となっています。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~