陸上自衛隊方面隊に所属する駐屯地司令とは?
今日は、三ノ瀬れもんが自衛隊の役職を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
陸上自衛隊の役職である「陸上自衛隊駐屯地司令」について解説します。
陸上自衛隊駐屯地司令とは
陸上自衛隊には、5つの方面隊として、「北部方面隊」「東北方面隊」「東部方面隊」「中部方面隊」「西部方面隊」があり、その中に駐屯地が置かれています。また駐屯地の他に規模が小さい分屯地もあります。
駐屯地司令は、専任の司令が存在せず、すべて兼任となっています。駐屯地司令を兼務する部隊長は陸将から2等陸佐まで幅広くなっており、かつては着任時に3等陸佐が充てられるようなこともありました。
方面総監部や師団、旅団司令部が所在する駐屯地を除いて、同類の部隊が複数所在している場合、駐屯地司令職務を指定した部隊長が兼務します。最先任者が兼務するわけではないため、序列において下級の部隊長が司令になることもあります。
また2つ以上の連隊が同じ駐屯地に駐屯する場合、直轄部隊と師団隷下部隊である連隊のうち陸上幕僚長や、陸上総隊、方面直轄部隊である部隊が上位となるものの、師団隷下部隊長である連隊長が駐屯地司令職を兼務することもあります。
駐屯地司令は専任の司令ではなく、また兼務する場合も明確な決まりがあるわけではなくケースバイケースによるところが多いようです。
駐屯地司令の任務は、駐屯地の警備や、管理、駐屯地内の隊員の規律や統一といったものがあります。
駐屯部隊
令和4年3月時点の駐屯地の数は135です。各駐屯地では、有事の発生に備えて、常に一定人数の自衛官が待機しており、防衛出動や治安出動、災害派遣命令が下っても1時間以内に出動できる体制となるようにしています。
駐屯部隊は、駐屯地によって形態が異なるものの、一般的には次のような部隊が置かれています。
・会計隊
方面総監部所在駐屯地の場合、方面会計隊本部が置かれており、管内の駐屯地に会計隊または同隊派遣隊が分遣されています。
・警務隊
方面総監部所在駐屯地の場合、方面警務隊本部が分遣されます。師団や旅団司令部所在の駐屯地であれば、地区警務隊本部が置かれており、他の駐屯地には規模に応じて派遣隊または連絡班が設置されます。
・基地システム通信部隊など
方面総監部所在駐屯地の場合、基地システム通信中隊が担当し、師団や旅団司令部所在駐屯地であれば、基地通信中隊本部が置かれます。また担当区域の駐屯地には、派遣隊の分遣となります。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~