北海道知床沖における観光船事故への派遣終了へ
出典:防衛省・統合幕僚監部ホームページ 掃海艇「ちじしま」による水上捜索活動
(https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220601_01.pdf)
今日も、三ノ瀬れもんが自衛隊の活動を紹介するから読んでみてね♪
ウチの今回の注目はこれ!
令和4年4月23日に起きた観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の浸水事故において、海上保安庁から航空自衛隊に対して要救助者の捜索にかかる災害派遣要請があり、6月1日に撤収要請を受けて、活動を終了しました。
北海道知床沖の観光船事故の経緯
出典:防衛省・統合幕僚監部ホームページ 掃海艦「ひらど」水中捜索準備の様子
(https://www.mod.go.jp/js/Press/press2022/press_pdf/p20220601_01.pdf)
令和4年4月23日(土)13時13分頃に、北海道知床半島の沖合で、観光船「KAZU I」から、浸水して沈没しかけているという通報が、北海道小樽市にある海上保安庁第1管区海上保安本部にありました。
5月24日には、海底から観光船「KAZU I」が引き揚げられ、船内の水を抜く作業が終わった後に、6月1日に網走港に陸揚げされました。すでに乗客26人のうち、14名の死亡が確認されているものの12人の行方は分からない状態となっています。
海上保安庁から、北海道千歳市の航空自衛隊第2航空団司令に対して、救助者の捜索などの要請があり、それを受理しました。活動にあたって航空自衛隊のU-125による捜索活動から始まり、海上自衛隊の護衛艦「せんだい」や掃海艇「いずしま」などの現場周辺海域や水上の捜索活動、陸上自衛隊のUH-1による捜索海域の映像伝送活動を行っています。つまり、航空自衛隊を中心に海上自衛隊や陸上自衛隊それぞれの部隊で、行方不明者の捜索活動を行う大掛かり活動になりました。
掃海艇「はつしま」、「ちちじま」、「いずしま」について
救助者の捜索には、掃海艇「いずしま」が4月28日から5月12日、掃海艇「はつしま」が5月15日から26日、掃海艇「ちちじま」が5月26日にそれぞれ活動をしていました。
掃海艇とは、海上に敷設された機雷を除去する掃海を任務とする艦船です。掃海艇よりも大型艦船を掃海艦といいます。掃海艇の兵装は、護衛艦とは異なり、機雷などを銃撃するための機関銃など軽装となっています。
掃海艇「はつしま」、「ちちじま」、「いずしま」の計画と就役時期は次のとおりです。
・掃海艇「はつしま」:えのしま型掃海艇3番艇、平成23年度計画で平成27年3月19日に就役。
・掃海艇「ちちじま」:えのしま型掃海艇2番艇、平成21年度計画で平成25年3月21日に就役。
・掃海艇「いずしま」:すがしま型掃海艇7番艇、平成11年度計画で平成15年3月18日に就役。
ここまで三ノ瀬れもんが紹介してきました。
それでは、またお会いしましょう!
また次も紹介していくので読んでくれよぉ~