vol.16 自衛隊の炊き出しカレーは最高!美味しさの秘密と購入法を解説

被災地などで自衛隊が作る炊き出しカレーは、家庭で作るカレーよりも美味しいと評判です。
同じカレーなのに何が違うのでしょうか。

今回は、自衛隊の炊き出しカレーの美味しさの秘密を、作り方や調理機材などと共にご紹介します。
自衛隊の炊き出しカレーは、被災地だけで提供されているわけではありません。
一般の方でも食べられる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 自衛隊の炊き出しカレーが美味しいのはなぜ?

自衛隊の活動には、地震・台風・豪雨などに伴う災害派遣も含まれます。

被災地では人員や物資の輸送、探索・救助や医療などさまざまな活動を行いますが、その中には入浴支援や炊き出しも含まれます。

特に、避難所で作られる温かい食事に感謝する方は非常に多いようです。

参考:メシ通
(https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/nananatsubaki/19-00122)

美味しいと評判の自衛隊カレーが、避難所の炊き出しで提供されることもあります。
同じカレーなのに、自衛隊の炊き出しカレーが家庭で作るものより美味しいと言われるのはなぜでしょうか。

主な理由を3つご紹介します。

1-1. 家庭のカレーとは作る量が違う

自衛隊の炊き出しカレーが美味しいと言われる理由のひとつに、大量調理が挙げられます。

炊き出しカレーは一度に数百食単位で作られるため、家庭のカレーとは作る量が圧倒的に違います。

大量調理では熱容量が大きくなり、材料にゆっくりと長い時間をかけて熱が伝わるため、肉や野菜の旨味がしっかりと出るのです。

カレーもそうですが、おでんやポトフなどの煮込み料理全般は、大量料理で美味しくなると言われています。

1-2. 色々な隠し味が入っている

自衛隊の炊き出しカレーが美味しいのは、工夫を凝らして色々な隠し味を使っていることも関係しています。

YouTubeで「陸上自衛隊 カレーの作り方」を見てみると、実にさまざまな隠し味が加えられていることが分かります。

カレールーを溶かし入れた後に投入される隠し味をリストアップしてみましょう。

・おろしニンニク
・ミックスフルーツ・チャツネ
・ケチャップ
・コーヒー牛乳

参考:Twitter
(https://twitter.com/manntinmon/status/599030683672006656/photo/1)

コーヒー牛乳が隠し味として使われていることに驚きましたが、自衛隊カレーは部隊や艦艇ごとにレシピが異なり、ウスターソース・デミグラスソース・粉チーズ・ジャムなども隠し味に使われているようです。

1-3. 調理専門の「給養員」がいる

作り手の技術も、自衛隊の炊き出しカレーが美味しい理由として見逃すことのできない要因のひとつです。

実際、海上自衛隊や航空自衛隊には、調理を専門とする「給養員」がいます。
海上自衛隊では「第4術科学校」、航空自衛隊では「芦屋基地 第3術科学校」で給養過程を学び、大量調理のスキルやノウハウを身に付けているのです。

現場では先輩隊員たちから伝統の味を受け継ぎ、腕を振るって隊員たちのお腹を満たしています。
自衛隊が作る炊き出しカレーの一杯には、給養員たちの調理にかける「熱意」や「誇り」も詰まっていると言えるでしょう。

2. 自衛隊の炊き出しカレーに使う調理機材

大きな釜で豪快にカレーを作る様子は圧巻です。

ところで、自衛隊の炊き出しカレーを作るには、大きな調理機材が必要です。
ここでは、陸上自衛隊が使用する調理機材をご紹介します。

2-1. 野外炊具1号

参考:陸自調査団
(https://rikuzi-chousadan.com/soubihin/zyuhin/suigu1.html)

はじめにご紹介するのは、1960年ごろに配備されるようになった「野外炊具1号」です。

改良が加えられて2010年に登場した新型は「野外炊具1号(22改)」と呼ばれています。
トラックで牽引するタイプで、演習場や各地の災害派遣先で活躍しています。

高い炊事能力を誇る野外炊具1号は6つのかまどを装備し、45分以内に約200人分の主・副食を調理することが可能です。
お米だけの場合は、約20分で約600人分の炊飯を行い、1人あたり2個のおにぎりを作ることができます。

炊飯以外にも、汁物・煮物・揚げ物・炒め物など、さまざまな調理に対応し、バラエティに富んだ食事を提供します。

2-2. 野外炊具2号

参考:陸自調査団
(https://rikuzi-chousadan.com/soubihin/zyuhin/suigu2.html)

こちらは「野外炊具2号」で、「野外炊具1号」のかまどの部分を独立させて運搬しやすくしたタイプです。

3つのかまどを装備する「野外炊具2号(改)」は、1セットで45分以内に約50人分の主・副食を調理することができます。

小隊用に運用しやすいほか、防災訓練や各イベントなどスペースの限られた場所でも活用されていますので、何かの機会に見ることができるかもしれませんね。

3. 自衛隊の炊き出しカレーを食べてみたい!

自衛隊の炊き出しカレーは、被災地だけで調理されるわけではありません。
体験イベントや防災訓練など、さまざまな機会に一般の方にも提供されることがあります。

また、レシピを参考にして自分で作ったり、レトルトを購入したりすることも可能です。

3-1. 体験イベントや防災訓練

自衛隊基地で体験イベントを開催することがあり、炊き出しカレーの調理の様子を見たり、実際に食べたりできる場合もあります。

自衛隊の公式サイトでイベントスケジュールを確認できますので、ぜひチェックしてみてください。

また、各地の防災訓練で自衛隊の炊き出しカレーが提供されることもあります。

参考:Twitter
(https://twitter.com/KomaeCity/status/921948846799720448/photo/2

こちらは2017年に東京都狛江市の市役所前で開催された「安心安全イベント」の様子です。

野外炊具1号(22改)が登場し、陸上自衛隊の非常用糧食「ミリめし」の展示や、水を運べるリュックの配布もあったようです。

お昼には自衛隊の炊き出しカレーが提供され、臨場感たっぷりの中で美味しくいただいたとのこと。

3-2. 自分で調理またはレトルト購入

コロナ禍で外出が難しく、さまざまなイベントも中止となっていますが、自衛隊の炊き出しカレーを自宅で食べる方法がありますのでご紹介します。

まずは、自衛隊の公式サイトにカレーレシピが掲載されていますので、レシピを見ながら作ってみましょう。

「艦めし」サイトには、2021年9月の時点で、なんと53種類のカレーレシピが掲載されています。
基地や艦艇ごとに工夫がされていて、各部隊の自慢のカレーを自宅で再現することができます。

クックパッドなど一般のレシピサイトでも自衛隊カレーのレシピを探すことができますし、自衛隊カレーのレシピ本を購入することもできますよ。

参考:艦めし
(https://www.mod.go.jp/msdf/kanmeshi/menu/cr/027/index.html)

料理が苦手な方や時間がない方も、自衛隊炊き出しカレーのレトルトを購入して食べることができます。

イベントなどで話題になった自衛隊カレーは、レトルト商品としても販売されています。

BBMarketでは、各部隊や艦艇の異なる味が楽しめる「食べ比べセット」なども販売していますので、自衛隊の炊き出しカレーで「おうち時間」を楽しむのはいかがでしょうか。

4. まとめ

さまざまな災害派遣活動で活躍する自衛隊のみなさんには、本当に感謝したいですね。

長引く被災地での生活は厳しいですが、隊員が腕を振るって作る特製の炊き出しカレーは、不安を少しでも和らげるひと時となるでしょう。

自衛隊の炊き出しカレーは、被災地だけでなく、防災訓練など各地のイベントなどでも食べることができます。

また、レシピを参考に調理したり、レトルトを購入したりしても食べることも可能です。

家庭では真似のできない美味しい自衛隊の炊き出しカレー、ぜひ食べてみてください!

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