自衛隊コラム

vol.9 自衛隊カレーのカレー粉とルーは特別なの?美味しさの秘密に迫る!

深みとコクがあって美味しいと評判の自衛隊カレー。

何か特別なカレー粉やカレールーを使用しているのでしょうか。

今回は自衛隊で使用されているカレー粉とカレールーのメーカーをご紹介します。

カレー粉とカレールーを揃えて自衛隊カレーをぜひ作ってみるのはいかがでしょうか。

自衛隊のカレーレシピや作り方のコツ、料理が苦手な方にはレトルトの情報もご紹介します。

目次

1. 自衛隊のカレーに使われているカレー粉とカレールー
1-1. ワタナベ食品株式会社の旭カレールウ
1-2. 交易食品株式会社のカレー粉
1-3. 市販の一般的なカレー粉やカレールーも使用されている

2. 自衛隊では大量のカレー粉とカレールーが消費される
2-1. 海上自衛隊のカレールー年間消費量は?
2-2. 基地や艦艇ごとに異なるレシピがある

3. カレー粉とカレールーを揃えて自衛隊カレーを作ってみよう!
3-1. 自衛隊のカレーレシピは「艦めし」サイトでチェック
3-2. 具材をカレー粉で炒めてカレールーで仕上げるのが基本
3-3. 料理が面倒な方はレトルト購入もおすすめ

4. まとめ

1. 自衛隊のカレーに使われているカレー粉とカレールー

参考:艦めし

自衛隊が作るカレーは深みとコクがあって美味しいと評判です。

そこで、自衛隊はどこのメーカーのカレー粉やカレールーを使用しているのか疑問に思う方も少なくないでしょう。

ここでは自衛隊のカレーに使われているカレー粉とカレールーをご紹介します。

1-1. ワタナベ食品株式会社の旭カレールウ

参考:旭カレールウ

ワタナベ食品株式会社の公式サイトによると、同社の「旭カレールウ」は2011年より海上自衛隊横須賀基地で、2013年より南極観測船「しらせ」で使用されています。

ワタナベ食品は東京都葛飾区にある昭和22年創業のカレールー製造業者で、添加物やエキス類を一切使用しない本格的な手作りカレーフレークを製造・販売しています。

海上自衛隊横須賀基地で使用されているのは、昔ながらの程よい辛さが食欲をそそるコクのある「旭カレールウ辛口」と、トマトの酸味が広がりシーフードカレーとの相性が良い「旭カレールウ・セレクト」です。

いずれも1袋300g(10皿分)から業務用まで使用目的に合わせて購入することができます。

1-2. 交易食品株式会社のカレー粉

参考:交易食品

交易食品株式会社は昭和27年に設立された横浜の老舗企業で、カレーとスパイスを専門に取り扱っています。

交易食品のカレー粉は、自衛隊をはじめ学校給食やホテル・レストランなど日本全国に販売されていますが、業務用のみの販売であるため、残念ながら個人で購入することはできません。

カレー粉・カレールー・スパイスの加工を専門に行う当社は、世界各地のスパイスを厳選し、原料の仕入れや研究開発にも力を入れています。

そしてスパイス職人としてのこだわりの製法で、プロの料理人や栄養士のニーズに合わせた商品を提供し、家庭では味わうことのできないオリジナリティ溢れるカレー作りに貢献しています。

1-3. 市販の一般的なカレー粉やカレールーも使用されている

さて、自衛隊のカレー作りでは市販の一般的なカレー粉やカレールーも使用されています。

例えば、館山空港基地では4種類の市販のカレールーが使われていて、複数のカレールーをブレンドすることでそれぞれの特徴を引き出しているようです。

また、潜水艦「こくりゅう」のレシピには「S&Bディナーカレーフレーク」の写真が写っていることが確認できます。

他にも、「S&Bゴールデンカレー」など家庭で使用する固形タイプのカレールーが使用されていることが分かっています。

カレー粉に関しては、市販されていない交易食品のものに加えて、おなじみの赤缶カレー粉が使用されていると考えられます。

このように、自衛隊のカレーの美味しさの秘密は、特別なカレー粉やカレールーが使用されていることではなく、市販のものなどを工夫して組み合わせることだと言えます。

2. 自衛隊では大量のカレー粉とカレールーが消費される

参考:呉海自カレー

明治時代に旧海軍がカレーを兵食改革の一環として取り入れて以来、カレーは人気メニューのひとつとなり、現在では毎週のように提供されるようになりました。

特に海上自衛隊では金曜日がカレーの日とされ、毎週大量のカレー粉とカレールーが消費されています。

2-1. 海上自衛隊のカレールー年間消費量は?

海上自衛隊が消費するカレールーの年間消費量は何と45トンです。

1食当たりのルーの量を20gとすると、年間で約225万食のカレーが調理されていることになります。

海上自衛隊では毎週金曜日がカレーの日とされていますが、陸上自衛隊でも曜日こそ違いますが毎週カレーが提供されています。

海上自衛隊と航空自衛隊の定員がそれぞれ約4万5千人、陸上自衛隊の定員は約15万人ですから、自衛隊全体のカレー粉とカレールーの消費量は膨大になることが想像できるでしょう。

2-2. 基地や艦艇ごとに異なるレシピがある

毎週決まった日にカレーを食べると飽きるのではないかと心配するかもしれませんね。

しかし、自衛隊のカレーは同一のレシピがあるのではなく、基地や艦艇ごとに異なるレシピがあります。

例えば海上自衛隊の艦艇には、調理を専門とする「給養員」がいて、先輩隊員から受け継いだ特別なレシピや、工夫を凝らしたオリジナルレシピで、毎週異なるカレーを提供しています。

長期間洋上で生活することもある海上自衛隊の場合、隊員たちの数少ない楽しみのひとつである「食」は非常に重要で、金曜日に提供されるカレーのクオリティは非常に高いことで有名です。

3. カレー粉とカレールーを揃えて自衛隊カレーを作ってみよう!

自衛隊のカレーは、レシピを見ながら自宅で作ることも可能です。

カレー粉とカレールーを揃えて自分で作ってみてはいかがですか?

3-1. 自衛隊のカレーレシピは「艦めし」サイトでチェック

基地や艦艇ごとに味が異なる海上自衛隊のカレーレシピは、「艦めし」サイトでチェックすることができます。

掲載されているカレーレシピは2021年8月の時点で全53種類。

明治41年発行の「海軍割烹術参考書」をもとにした「元祖海軍カレイライス」をはじめ、現在の海上自衛隊が食べているレシピを参考にできます。

また、ビーフ・ポーク・チキン・シーフードなどのスタンダードなカレーから、キーマカレーやドライカレーなどバラエティ豊富なレシピが掲載されているので、いつものカレーに変化を加えたい方におすすめです。

3-2. 具材をカレー粉で炒めてカレールーで仕上げるのが基本

「艦めし」サイトのカレーレシピを見ていると、カレー粉とカレールーの両方を用意し、具材を炒める際にカレー粉を加えるケースが多いようです。

参考:艦めし

塩コショウなどだけでなくカレー粉を加えて具材を炒めることで、香りづけになるのだそうです。

また、「旭カレールウ」の公式サイトによると、玉ねぎを入れるとカレーの辛みが落ちてしまうことがありますが、カレー粉で炒めることでそれほど甘みが出なくなるとのこと。

辛口が好きな方はぜひ試してみてください。

3-3. 料理が面倒な方はレトルト購入もおすすめ

自分でカレーを作るのは面倒だという方には、レトルト購入をおすすめします。

参考:BBMarket

インターネットの通信販売サイトで自衛隊カレーを購入することができます。

基地や艦艇ごとの名物カレーが商品化されていますので、食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。

自衛隊カレーのレトルトは、カレー好きの方へのプレゼントや保存用としてもおすすめです。

4. まとめ

美味しいと話題の自衛隊のカレーですが、特別なカレー粉やカレールーではなく、市販の一般的なものを使用していることが分かりました。

自衛隊のカレーレシピは一般にも公開されていますので、参考にしながら作ってみるのはいかがですか?

レトルトカレーの購入もできますので、この機会に自衛隊のカレーをぜひご賞味ください!

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